バジルペーストの思い出

バジルペーストの思い出

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今年第一弾のバジルペースト作り。

 

今年は畑のミディアムトマトの株と株の間に10株ほど植えた。

トマトとはコンパニオンプランツなのでそうしてみたのだけれど、

バジルのお蔭なのか、トマトはよく育ち、病気も虫にもやられずにたくさん収穫できている。

 

 

バジルペースト第一弾は、

脇芽を増やすためにほとんど丸坊主に近いくらいに取ってしまった葉で作る。

こうすることで、第二弾、第三弾くらいまでペーストが作れるのだ。

 

 

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あれだけの葉の量も、小さな2つの瓶に収まってしまうくらいにしかならない。

バジルペーストというものは、なんとも贅沢な代物だ。

 

バジルペーストを作るとき、決まって思い出すのは

長野に暮らしていたころ、勤め先のレストランで

スタッフ総出で裏の畑で育てたものすごい量のバジルをペーストにした一日のこと。

株数でいえば、おそらく100か150は育てていたような気がする。

 

はじめは「ああいい香りー」なんて言っていたのだけれど、

どんどんミキサーやらフードプロセッサーやらにかけるうち、

厨房内にバジルのスキッとした香りが充満し、

それがあまりに強烈で目が痛くて涙が出てきて、そのうち頭まで痛くなった。

それは楽しい作業ではなく、もはや苦痛。

とにかく早く終わらせようと、もくもくと涙を流しながら作ったっけ。

 

そう。

だからバジルペーストはちょっと物足りないこれくらいの量を作るのがちょうどいい。

 

今年は何個、瓶ができるだろうか。

次は来月かな。