外で過ごすのにちょうどいい秋晴れの一日。
楽しみにしていた楽焼きワークショップを行いました。
教えてくれたのは、私はその器の大ファンである安達健さん。
朝から来て特設の窯を設置してくれました。
まずは、素焼きまでしてきてもらった豆皿と小カップを選び、釉薬をかけます。
土が2種類、形はいろいろ。選ぶのに悩みます。
釉薬は5種類。テストピースを見ながら、これまた悩みながら釉薬をかけていきます。
そして窯の中の温度があがったら、乾かしておいた器を窯の中へ。
焼き上がりを待つ間、安達さんが山水ラボにある登り窯や穴窯の解説をしてくれました。
いつかこの窯に火が入る日が来ないでしょうか。どなたかぜひ、使ってみて欲しい!
そしていよいよ窯出しです。
そのまま水に浸けたり、籾殻の中に入れて燻したり。
水に浸けるだけだと明るめのすっきりとした仕上がりになり、燻せば燻し具合によって黒くなったり。
このときの変化はダイナミックで、みんなのが一つひとつ出来上がるたびに「わーっ」と声が上がります。
どんな風になるだろうと釉薬をかけ、わ!こんなになったのか!と驚く。
そして次はこうしてやろう、とやってみる。けど、思った通りにはならない。
これがおもしろくて、ずんずんとはまってしまいそうです。
焼きあがるのを待つ時間が何度もありました。
何かをただ待つというの、そういえばあんまりしないよねと言いながら、
窯を囲んでおしゃべりしたり、お茶を飲んだり、薪割りをしてみたりして待ちました。
これがまたいい時間で、そうか器の作家さんたち、こんな時間を過ごしているのかな・・・と思ったりしました。
出来上がった豆皿にはケーキを、カップにはコーヒーや紅茶を。
ほっと一息つきながらお茶を一服。
さっき作ったのに、もうこうして使って楽しめる。
これが楽焼きのよさ、面白さですね。
やきもののおもしろさを体感した一日。
ご参加いただいた皆さま、そして安達さんとお手伝いいただいたおふたり。
楽しい一日をどうもありがとうございました!